夏期講習の添削バイトは大変だけど楽しい

学生時代、中学生向け夏期講習の添削のバイトをしたことがあります。
講習の中で小テストのようなものが行われるため、その点数をつけるための人員として働きました。

大変なのは単に丸やバツをつければいいというわけではないこと。間違えた問題に適宜、コメントをつけてあげなければならないのです。
自分が中学生の時のことを思い出しながら、どの公式を使うといい、
どのような点に気を付ければ点数アップが見込めるなどのアドバイスを盛り込んだコメントを書く必要があります。

自分が得意な教科ならばさくっとかける場合が多いですが、苦手な教科だとどこを間違えてこうなったかを自分自身も考えないと書けないので四苦八苦しました。
もうひとつ、そのコメントをつけるうえで注意しなければならないのが読みやすい字で書くこと。
普段から字がきれいに書ける人ならば問題ないでしょうが、私は字を書くことが苦手。
しかも、問題や解答の文字になるべくかぶらないようきれいに書く必要があったので、とても気を使って書く必要があり、非常に大変でした。

半面、中学生の解答を読んでいると自分もこんな間違いをしたなと懐かしくもほほえましく思えて楽しかったです。
また、少しでも夏期講習を受けた子どもに役立つコメントをと考えるプロセスは大変ながら、まるで教師になったような体験ができて楽しい体験でもあったと思います。

実は私はその後、子どもにかかわる仕事に就いた時期があったため、
この時にコメントを絞り出してわかりやすい表現に落とし込むという経験をしておいたことが非常に役立ちました。
大変ながら、機会があればまたやってもいいかなと思うバイトです。