日本の英語学習の過ち!目標が高すぎる?

「我々日本人English学習者は身の程知らず」 こうした意図のキーワードを、民間運営の英語学校やジュニアハイスクール高校などにALTとして勤務している外人英米語講師から聞くことがあります。口には漏らさないまでも同じように考えている外国人英語講師は多いようです。

このキーワードは我々日本人の英語学習における懸念材料をかなりシンプルに表していると感じます。つまり、我々日本人英語学生のパーフェクトさを求めすぎるスタイルは、英文力UPのブレーキとなっているのです。 私はTOEIC990点・英検一級などの功績のため、「パーフェクトなEnglish力」を持っていると思われることがよくあります。しかし、実際は全く食い違い、知らないことがほとんどです。 学生の海外研修引率の際入国査定では係員の言っていることを3回程聞き返してあからさまに嫌な顔をされました。昨日も、晩ご飯で訪れたバーの店員とのおしゃべりが成立せず、全くオーダーする気のなかった料理を食べざる得なくなりました。こんなことはいつものことです。 ここでは、TOEIC990点獲得者のEnglish力がどれほどパーフェクトからかけ離れたものであるかを紹介し、たくさんの日本人英語学習者のパーフェクトさを求めすぎる教育のベクトルを変化させることができればと考えています。
イングリッシュ教材や英会話スクールなどのクチコミでは、全く英米語ができないの状態からわずか3~4年、または、数カ月で、「英字ニュースペーパーを読むことがライフスタイルになって・・・」や「日本ではムービーを字幕なしで見ることができ、現地では・・・」などのPRがよく記載されています。はっきり言いますが、ストレートに言うとクチコミのようなミラクルは起こりえません。少なくてもあなた自身には起きないと考えた方がいいです。正しい英語学習をしないと上記のようなことは実現できません。正しい学習はenglish for everyone 口コミが参考になります。 シビアな書き方になってしまいますが、我々日本人のTOEIC平均点は500点台後半です。900点以上のスコアは受験者の2~3%です。日本のイングリッシュ教育の現在の状況は、たくさんの人が、TOEIC990点を習得することよりもハードルの高いことを日頃の勉強に取り入れているのです。